SSブログ

第二の被爆 [生活]

2011.06.17
60数余年前、日本は2発の原子爆弾を投下され、
終戦への決定打を浴びた。
犠牲は計り知れなく、大きな爪あとを残した。

今、形を変えて第二の原子力による被害を起こした。
これは、東北大震災により」引き起こされた被害だが、
想像を絶する状況が現地では起きている。

皮肉にも、日本最大級の電気会社が抱える
原子力発電所であっただけに、様々な形で日本を揺さぶっている。

始末に悪いのは、これを終息へ向かわせる行政と政治家と
当事者である東京電力上層部による問題解決力・情報処理能力の
低さだろう。

マスメディアは東京電力マネーですっかり押さえ込まれており、期待するに値しない。

幸いにいて時代は進み、国民個人の情報発信力が発達しているので、
マスメディアよりもよっぽど信頼性の高い情報が出ている。

まあデマも多いが、東京電力マネーで散々潤ってきたマスネディアのプロパガンダよりも
ぜんぜんましである。

いま不幸なのは当然被災者であるが、必死に原子炉修復に励む方々も同様だ。
設計もとの日立や東芝の支援は受けているのだろうか?
聞くところでは、築40年を越えた原子力発電の設計者は、とうに70歳を越えているらしい。
しかし、彼らが必要なら聞くしかない。

柔軟で早い判断と行動力が必要なのだが・・・
先に挙げた権利を有する方々にそれを求めるのは困難なのだろう。
だれも悪者にはなりたくない・・・なにをしても非難を浴びるなら・・・様々な思いがわくのだろう。

それはそれで、それなりの人間ならその気持ちもわからなくもない。

ただ、なってしまった以上やるしかない。できないならその場を去れ。である。

正しい表現で無いかもしれないが、日本は終戦後の急成長後バブルがはじけて
長期な景気低迷を歩んできた。

誰もがどんよりとした雲の中を歩んでいるような、そんな感じだ。
これまでも様々な出来事があったが、今回ほどではない。

まさに日本史上最大級の災害で、誰もが目を覚ました感がある。

これを機に、良かれ悪しかれ世の中が動き出すことは間違いない。

超低景気を忘れさせ、なにかを始めなければ、もっと早く正確に処理しなければ、
誰もが何かに突き動かされている感じだ。
あれが駄目と言うのもいいが、自分が行動しなければどうにもならない。

皮肉にも、二回目の被爆がどうしようもない日本を揺り起こした。
これは好機だ。

好機は生かさねばならない。
誰もが幸せにはなれないかもしれない。
それでも、この国で生きるしかないのだから覚悟しなければならない。

生きる ということの真理のかけらがそこにある。

9581695.jpg














nice!(2)  コメント(1) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 2

コメント 1

ぺんちゃん

退役した方々が、「決死隊」を作って作業に当たるという話も
ありますね。
次世代に負の遺産を残さないようにと。

日本のマネジメント層がダメダメなことを露呈した出来事に
なりましたね。ドラッカーが...品質管理が... マネジメントに
価値があるかのようにきておりましたが、あけてみれば
地に足のついていない机上層を増やしただけのような。
by ぺんちゃん (2011-06-18 07:31) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

重圧人との係わり ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。