一人ひとりが人生という物語を奏でる

おはようございます
本日の東京は曇りです。
相変わらず空は低く感じます。

さて、本日は人事データのメンテナンスで一日が終わりそうです。
役員・管理職・一般職・準社員・嘱託・パート・アルバイト・・・・様々な方がおられる。
数万人いるこの会社でこの情報を自由に誰はばかることなくメンテナンスできるのは私だけである。
社員や管理職ですら見ることが許されない・・・とくに役員情報は同じ会社の社員には見られたくないらしい。
だから第三者の私にメンテナンスの白羽の矢が立ったのである。
当然、この会社と私は厳重なる秘守義務契約を結んでいるからだが・・・。

様々な経歴が間違いなく登録されているか？漏れている項目はないか？
要は整合性が保たれているかをくまなくチェックしていく。
当然一人一人眼で検査するわけにはいかないので、

これらの電子情報を検査するプログラムを作成するのだ、
それでも何人かの情報をつぶさに見なければならなくなる。

いつ生まれどこに住みどのような経緯で育ちこの会社に入ったか等が、
つぶさに記録されている。
その人の半生以上のものが記されているだけに、それは物語のように私の中に流れ込んでくる。
リアルな一人の人間の記録である。

ひとりひとりの歴史が記されているこの情報は厳格に記録され維持される。
そして悲しいかな評価に使用される。
間違いは許されない。

情報を正しい最新のものに書き換える時は、実行キーを押下する指が震える。
場馴れした私でもさすがにこの時だけは緊張する。

昨日チェックプログラムは書き終えているので、今日はそのプログラムの検証である。
３時間程度で終える予定だ。
本当は１時間程度でできるのだが、慎重に落ち着いて時間をかけることにしたのである。
だって、その人の記録を書き換えるのだから・・・。

昨日は早めに帰宅し、十分な睡眠もとった。
すべては今日の作業に集中するためだ。

おかげで、いい仕事ができそうだ。

これから始めます！
みなさん、今日もがんばりましょう！