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太陽はこんなに暖かいのに・・・ [環境]

2011.03.14

大震災は大津波を引き連れて日本の東北に直撃した。
どんなに備えよくとも、あの規模の自然災害では成すすべもない。
その傍若無人な力の前には、だれであれ平伏すしかない。

ただ、このままであるつもりは毛頭無い。

東京都心においても、計画停電等が進められている。
そんな中でも日本のビジネスマンは、命も省みず自社へ足を向かわせる。
その日のうちに、帰宅できる保証などかけらも無いのに・・・誰も諦めない。

そんな姿には、このままでは済まさない。
誰もがそんな熱い血潮に突き動かされるように自社に向かう。

現状においては、かなりの交通機関が麻痺していて出社を断念する人がいる。

それでも、かなりの人が出社を目指しそこかしこで足掻いている。
涙ぐましい。

私は、朝一番の電車に滑り込むことができて出社した。
それでも到着は9時を過ぎてきた。およそ3時間の通勤となった。

部下は1人だけ。

いち課長の判断であるが、今は動くべきではない。
1日出社しなくともなんとでもなる。
後の部下には自宅待機を命じた。

自社はまだ混乱しているようなので、連絡はメールでのみ伝えた。
部下全員の自宅待機が確認されたら私も帰宅する。

お昼に、近くの公園に出た。
太陽は燦燦と暖かい日差しを注ぎ、風は気持ちよく吹いている。
近くの保育園の園児が遊んでいる。
そこには平和が満ちている。

涙が込上げてくる。 ここはこんなにも平和なのに・・・。
地続きの東北では、被災した方々が地獄のような苦しみの中に投げ出されている。
この数日間に数万の仲間や家族が命を落としている。

度重なる余震で凄まじい恐怖の中、空腹と寒さの中にいるのだろう。
正直言葉も無い。

ただ、1人でも多くの救済を祈るしかない。

自分に出来ることは、数人の部下を安全な環境に置くこと。
自分自身が無事家族の下に帰還すること。
それだけです。

同じ空の下、精一杯生きよう。
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