宿命

誰もいない会社。
ネットワークはスカスカで快適なレスポンス。
９：００になればこの快適なレスポンスは程遠いものになってしまう・・・。
極力社内の環境には金をかけない・・・そんな文化がこの会社にはある。
これも経営思想の一部なのだろう。
もう１０００人規模の会社になったのだから、１００人規模での思想にも修正が必要だと思うのだが・・・。
なかなかどうして、一度付いてしまった習慣的なものは変えられないようだし、
そもそも社員が「これがあたりまえ！」のような考えを持っているので仕方が無いのかもしれない。
それなりに複数の会社を拝見する機会恵まれただけに、「あーもったいないな」と思うことがしばしばある。
しかし、それを言ってたら時間がいくらあっても足りないのも事実。
たった一人諸般の事情で雇われの身となった第三者の私は黙るほか無い。
これはこれでストレスなのだが、へんな組織の事情に巻き込まれて苦労するのに比べたらたいしたことではない。

本日の東京の天候は曇り。
電車の中はいくらか空いているように感じた。

今日は客先へ訪問する予定は無い。
社内で黙々とお勉強である。

もう今年も５月に突入してしまいました。
時間が経つのは早いものです。
歳を取れば取るほどに加速すると聞いてはいたのですが、本当なんですね。

時間の経過と共に、見えなかったものが見え、知らなかったものを知る、理解できなかったものを理解し納得し、
徐々に自分の位置や価値と言うものが判ってくるようです。
それは、なんとなく型にはまっていくような感じがして、反発してきたのですが、最近その抵抗も空しくなってきました。

これが歳を取ると言うことなのでしょうか？

夢を語らなくなり、夢を見なくなる。
なんとも悲しいものです。

それでもまだまだ未熟な私。
足りないものがありすぎる。
どこか貪欲に生きていかないと東京では歩くことすら息苦しくなってしまいます。

日本人は８０歳まで生きるそうです。
となると来年で折り返しとなるわけで・・・まだまだ頑張らねばならないようです。

毎日、たくさんの選択の中からひとつを選び、誰ともわからない不特定多数の人達の中で競争し生きていく。
この世界に生きている以上それが宿命です。

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