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ブラジル移民 百年の歴史 [行政]

今日、2008/4/28。
日本人がブラジルに移住して100周年を迎えた。
日本からブラジルへの最初の契約移民781人を乗せた笠戸丸が神戸を出港したのは、1908年4月28日のことだ。
 両国政府は今年を「日本ブラジル交流年」と定めた。記念硬貨の発行や、文化・スポーツ交流など約700の事業が実施される。

読売新聞が報じた。

どういった背景で日本最大の移民先がブラジルとなったのか?
1970年台に生まれた私には理解できない。
しかし、事実150万人にも上る方々が移民し、過酷な環境下で小さな成功を積み重ね大成されたことは賞賛すべきだ。
この100年の期間には第二次世界大戦やあらゆる困難があった。
それを乗り越えただけでも、我々の想像を絶している。

日本には、たくさんお日系ブラジル人がおられる。
この報道を読むに、日本はまだまだ、満足のいく環境を提供できていないようだ。

日本は島国だけに、こういった方々に対して失礼極まりない対応を平気で行う。
国際感覚が非情に乏しいというレベルではない。
良識が欠如しているといっても過言ではない対応をしている。

自国民が他国で同様の扱いをうけたら?なんて想像力は皆無といってよい。(日本人として恥ずかしくて海外の方々と対等に話せないです)

確かにブラジルへ移民した日本人は、当初劣悪な環境で苦労したらしい。
しかし、そこばかりクローズアップして報道するから、庶民にはそこだけしか情報が流れない。(悲しいことです)

ネットが普及したことによって、報道各社だけにたよる事無く情報を共有できる文化となったいま、
目先の派手な話題だけでなく、こういった歴史のある物事にしっかり目を向けて考える必要が増すと思うのです。

輸入に頼る日本は、アメリカだけでなくあらゆる国々と良好な関係を築かなければ繁栄など遠いものになります。
どんな先進国よりも独自性のある平和を提唱する国となり、
あらゆる国際感覚を身に着けなければならない国民でなければならない。
いつまでも、日本語だけにしがみつく国民であってはならない。

100年前、夢を抱えて真裏に位置するブラジルへ飛び出した150万人の同胞達。
彼らは、ブラジルから日本を見てなにを思うのだろう?
私は、ぜひ聞いて見たい。

きっと大きな視野で物事を見て、日本という第二の母国を心配してくれているだろう。

アメリカよりも日本を理解しているくれているのは、近隣のアジア諸国ではなく、はるか彼方南米のブラジルなのかもしれない。
そう思う今日この頃だ。
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