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命の時間 [家族]

昨日から我が家の飼い犬である(花子:14歳)の調子が悪い。
これまで年齢を思わせない程に精力的に歩いていたのだが・・・
妻曰く、昨日からがらっと変って動かなくなってしまったらしい。

今朝は父の部屋で一夜を明かしたらしい。
朝はうつぶせになったまま動かない。
私が近づくとなんとか頭を上げて、私の顔を舐めあげてくれた。
その仕草も辛そうだった。

なによりショックを受けているのは、妻である。
私と妻がまだ付き合っていた頃、花子は我が家に来た。
生後3ヶ月で我が家に着たので、本当に小さかった。

妻にとって、私の両親との同居はかなりのストレスだ。
そんな日々積み重なるストレスを緩和する一役を花子が担っていた。
なにも言わずそばにいてくれる。

家族の中で、花子が担う役割は大きい。
花子はペットではなく、家族に昇格してしまっている。

私ができることは皆無に近い。
出来ることなら持ち直してほしいのだが、これが花子の運命なら受け入れるしかない。
そんな気持ちもある。

花子は、犬の寿命を十分に満たしている。
変に苦しませたくないのが正直な気持ちだ。
私の家族はどう考えているのだろう? 息子はいまいち状況がつかめていないみたいだ。

たぶん、花子にもしものことが起こったら、息子の心には目に見えない傷がつくだろう。
その傷の大きさは、親である私にも計ることは出来ないし、その傷を治してやることも出来ない。
せいぜい、心と体のバランスを取り戻す環境と時間を提供してあげることぐらいだろう。

私も相当に落ち込むだろう・・・しかし、あとは各々が自分で自分に折り合いをつけるしかない。

悲しみを感謝にかえるのに、特効薬は存在しない。
ただひたすらに時間をかけて癒すだけだろう。
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タグ:家族
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